萩は町じゅうで桜が満開、中でも私がいつも散歩している橋本川沿いの桜並木はイチオシ。地区は江向・河添、いずれも橋本川に面していることからくる地名だ。そこには、萩藩第七代藩主毛利重就(しげたか)が作った「南園」(現在萩自動車学校)や、フランスのアール・ヌーボーの芸術家と交流があったことで知られる画家「高島北海(たかしまほっかい)」の誕生地、さらには松下村塾の塾生渡辺蒿蔵(わたなべこうぞう)旧宅と並ぶ。「南園址」には、樹齢三百年のクロマツが萩の町を江戸時代から眺めている。
しかし、なんといっても圧巻は、川に沿って咲くソメイヨシノの並木だ。萩八景遊覧船からみる眺めもよし。萩を訪れるのは「今デショ」。