「松下村塾」の聯(対句を刻んだ細長い竹の札)にある松陰の大切にした言葉のお話。玉木文之進の後一時松下村塾を主催した久保五郎左衛門の依頼で松陰が書いたもので、五郎左衛門が自分の屋敷に生えた孟宗竹に刻んだもの。江戸幕府の教えである朱子学に飽き足らなかった松陰が、時代の変革に対応できる学問に対す態度(知行合一)を解いた。『万巻の書を読むに非ざるよりは 安ぞ千秋の人為るを得ん』(多くの本を読んではじめて後世に名を残す人となることができる。)『一己の労を軽んずるに非ざるよりは 安ぞ兆民の安きを致すを得ん』(自分のやるべきことを怠るようでは多くの人の役に立つ人にはなれません。)
2019
30Jan